『星に願うも 神に祈るも』


ただよう星を見上げて
ふたり 手をつないだね
何もかもが輝いて
ちっぽけなわたしたちは
世界の中心
笑ってた
笑えてた あのころ

どこで なにを 間違えたんだろう
互いを一番想ってたから
最善の道を選んだのに
どうすれば なにが 変えられたんだろう

今もまだ この腕は 君の温もりを覚えてるのに
今もまだ この耳は 君の鼓動を覚えてるのに

どこかで見てると言うのなら
カミサマ 嗚呼 どうかお願い
あの輝く星を 雲で隠して
眩しすぎて 眼が壊れてしまう
泪が止まらないんだ

流れる星を指差して
ふたり 手を合わせたね
不滅の愛を星に誓って
ちっぽけなわたしたちは
世界の中心
笑えてた
自嘲えるよな あのころ

いったい どこで 間違えたんだろう
眼に見えたのは 一本道で
離れる予定は有り得なかった
これから ふたりは どうなるんだろう

今もまだ この瞳は 君の姿を求めてるのに
今もまだ この胸は 君の愛情を求めてるのに

どこかで見てると言うのなら
カミサマ 嗚呼 どうかお願い
夜空の星を すべて砕いて
眩しくて 眼が壊れてしまう
泪が止まらないんだ

祈りは届くと言うのなら
カミサマ 嗚呼 どうかお願い
あの人を わたしに返して


カミサマ 嗚呼 どうかお願い
あの日々を わたしに返して


























『春の日。』


あの日と同じ 風が かすめたよ 頬を 頬を
薄桃色の花弁が どこからか 舞って
あの日と同じ 別れ さよならの 合図 合図
薄桃色の花弁が 今どこかで 散って

君も 僕も
正しい選択をしたよ
結果には繋がらなかったけれど
後悔をしていないと言えば 嘘になるけれど

あの日と同じ 場所に 立っているよ 此処に 此処に
泣きたくなるほど 遠い空は 青くて
あの日と同じ 時間 このベンチで 待つよ 待つよ
泣きたくなるけど 来ないことを 知ってる

君も 僕も
正しい選択をしたよ
結果には繋がらなかったけれど
後悔をしていないと言えば 嘘になるけれど

(もう逢うことはないけれど一つだけ訊きたかったことがある)

君も 僕も
正しい選択をしたけれど
君は『もしも』の日々を想って
後悔したことが一度でも あっただろうかと

あの日と同じ 風が かすめたよ 頬を 頬を
薄桃色の花弁が どこからか 舞って
あの日と同じ 別れ さよならの 合図 合図
薄桃色の花弁が 今どこかで 散って

君も 僕も
正しい選択をしたよ
結果には繋がらなかったけれど
後悔をしていないと言えば 嘘になるけれど



























『夢追い人』


願いが叶いますように 想いが届きますように
望みが叶いますように 祈りが届きますように

嫌いになったわけじゃなくて
ただ二人 ときめきを忘れてしまったから
泣きながら お別れを言って 抱きしめて
まだこんなに好きなのに
もう恋人ではいられない

痛みを癒せますように 涙が乾きますように
痛みを殺せますように 涙を拭えますように

すれ違ってしまったんじゃなくて
ただ二人 違う夢を追いかけてみたいの
泣きながら お別れを言って キスをして
まだこんなに好きだから
思い出が痛いほど愛しい

願いが叶いますように 想いが届きますように
望みが叶いますように 祈りが届きますように

願いが叶いますように 祈りが届きますように

貴方が忘れますように

わたしを忘れますように


























『鎧』


錆び付いた 誇りという鎧を剥げば
そこには私という存在さえ
入っていないような気がして




























『フェイク』


泣いている理由を正直に言えたなら
あなたは何と言って笑うだろう
本当はあなたが好きでした




























『後の祭り』


必死に足掻いてたわたしは
あなたのSOSを見逃した
今のわたしの腕の中には
幸福の残骸と泥沼の面影しかない



























『Illust』


言葉が浮かばないんだ そこは 絵の中だから


























『価値と証明への見解』


私はたぶん此処に在るのだろうが
その証明となるものは何処にも在りはしない だからこそ
我々は己の存在理由を阿呆のように探しつづけているのだろう
それさえも無価値だと知っていながら



























『愚者の問いかけ』


生の意味を他者に尋ねて何になる
それが本当に己の求めた答えか誰に分かる



























『目的意識』


誰かのために死ぬ
そんなことなら誰にだってできる
私は私だけにしかできないことがしたい
そのために生きると決めた